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☆たー☆のヒトリゴト

Live実習 03 Vol.2

照明日記

12月13日 LAMBLAMP,SutherRand シークレットライブ(ライブ実習)

「“LIVE!LIVE!LIVE!” ライブキュービック ( ・_っ・)ノп"へぇーへぇーへぇ 」


今日は実際にバンドを入れて「本番」の実習を行う。もちろん、「本番」だけではない。
各セクションのチェック、バンドを入れてサウンドチェック、リハーサル(以後RHと表記)、リハーサル後の直しなども含めてプロの人間が行う事と同じ様なスケジュールで進める事とする。

まずは朝一でチェックを行う。
ここで何をチェックするかというと、RHに向けて滞りないかを確認する。

照明は操作卓の電源を入れて各CHのチェック、シュートしたライトがズレていないか?
ステージ、ピンスポットではCueシート通りの色が準備できているか等々

音響さんは各回線のチェック。いわゆるマイクチェックとかモニターチェック等々

映像さんはカメラチェック、ホワイトバランス撮ったり、カット割りチェック等々

↓ハウスチェックの様子↓カット割りチェック中
<Staff


大道具さんは転換表の確認。舞台上の掃除等々

と、何気に忙しい。。。

さて、最初にサウンドチェック。
ドラムの単音から始まったみたい。セオリーどおりです(笑)キック(←バスドラムの事)、スネア(←小太鼓みたいなヤツ)、フロアタム(←右側にある一番大きいタム)、LowTom、HiTom、OH(オーバーヘットシンバルなどの音を取るマイク)をチェックします。
ついで、Bass、Gtを音色などを含めてチェック。最後にCho.(コーラス)、Vocalマイクをチェック。
OKであればバンドさんに1曲演奏してもらいバンドさんは各モニターの具合をチェックしてもらい音響さんはバランスをとる。


・・・。


今回は長かった。サウンドチェックに50分くらいかかった。学生だから仕方がないけど時間を守らなければ全体的に迷惑をかけてしまうので頑張ってもらいたい。

で、RHに突入となりました。
RHにはいろんな種類があるのをご存知でしょうか?本番と同じ進行で全てを行う「通しRH」、部分的に行う「抜き稽古」←これが一般的演者のメイク、衣装、スタッフの動きが本番と全く同じで途中で止めない「ゲネプロ」などがあります。

今回は通しRHを行います。逆RHといって本番とは逆の出演順で行う事になりました。

↓RH中の様子。メンバーの他に音響さん(ステージ)がモニターチェック
LAMBLAMP3


今回は照明卓のオペレートは私と助手をやってくれているゴリエ(爆)...素敵で優秀な女性ですよ。

まずはLAMBLAMPというバンドからです。
LAMBLAMPは地元でLIVE活動を行っていてメンバーの中に、ここの専門学校の卒業生がいます。彼らの初ワンマンライブの照明を俺がやった事もあるし、俺的にもオススメバンドなので参加してもらいました。

オペは私。センターピンへのキッカケ出しはゴリエ。

「先生」は普段おバカな授業をやっていても、やるときゃやるよ!という所を見せようと鬼のようなキッカケの嵐で学生は泣きそうになっていました。
カラーチェンジャーやムービングライトは予算の都合上使用できないので全て手作業での色替え。
曲と曲の短い間にSS(ステージの真横に設置するライト)やBackFootの色替え、と大忙し。

カラーチェンジャーとは?

カラーチェンジャー:
 何枚かの色をつなげたものをモーターで巻き取り、色をかえる機器。
・・・です。

ムービングライトとは?

ムービング:
灯体の首振り、回転運動、色の変換、ネタの変換などを、コンピュータープログラムで制御、遠隔操作ができるライト。これも様々な種類がある。最近のコンサートでは欠かせない存在になってきている。
・・・です。

SSとは?

SS エスエス:
 サイドスポットの略。舞台上の人(物)の側面を照らす。
・・・です。

センターピンは曲中でのキッカケがたくさん。1拍ごとに各メンバーへ代わる代わるキッカケ。。。
例えばこんな感じ



      ↑
    ステージ
   
1番ピン 2番ピン 3番ピン   と並んでます。


1 ALL PIN #40 C.C (全員黄色へ瞬時に変える)

2 2番ピンBass N/C C.C.(ベースだけ白へ瞬時に変える)

3 2番ピンBass #40 C.C. , 1番ピンGt.(R) N/C C.C. (ベースを黄色、ギターの上手側を白に瞬時に変える)

4 1番ピンGt.(R)#40 C.C. , 3番ピンGT.(L) N/C C.C. (上手ギターを黄色、下手ギターを白に瞬時に変える)

5 ALL PIN Drum N/C Pan (全員ドラムへ瞬時に白にして光を出したまま移動する)

6 1番ピン Gt.(R) PAN , 2番ピンBass/Vo PAN , 3番ピンGt.(L) PAN (全員白のまま元のポジションへ戻る)

これを僅かな小節の中で行うのです。・・・自分で考えたCueですが忙しいですよね。。。
学生全員焦ってました。(笑)

↓客席から後方上を見るとこんなのが見えるんです。
13staff 6

こんな感じで一通りLAMBLAMPのRHが終了し次のバンドへセットチェンジ。照明もチームもセンターピンと調光卓のオペレーターがチェンジ。

次のバンドはSutherRandというバンド。
2004年1月にCDデビューしました。「プロミス」のCMと言えばお解かりでしょう。♪ひとり~じゃないから~ひとり~じゃないから~♪じゃないっすよ(爆)

最初、SutherRandは考えていなかったのですが、今後彼らが大きいステージで演奏する時に困らないように少しでも経験させてほしいとのことだったので、今回参加してもらうことになりました。
SutherRandのメンバーも専門学校の卒業生なので学生たちにはある意味親しみがあり、ぎこちなくスタートする事はなかったです。

オペはゴリエ。緊張しつつもしっかりとシーンを考えてきて中々カッコイイ明りでした。
それに俺よりも複雑なCueをピンに出す事になりセンターマンの学生から「ひどい」って言われてたな(爆)確かに。。。あれはキツイと思うよ。。。
1拍毎に色を変えるだなんて・・・しかも6回連続で・・・


本番はさすがに学生が中心でオペレートという事もあり、多少のミスがあったけど何とかこなしていました。

↓モニター卓。本番中は常にステージ上のモニターをチェック / ↓ステージ上にハンディカメラを設置。

スタッフ2



↓SSの色替え。今回の色替えは忙しく僅かな時間内で行ってもらった。
13staff 5

↓BackFootの明り。シルエットを強調させたオープニング
LAMBLAMP6

毎年ですが、この経験をする事によって舞台で生きて行きたいと改めて思うか、諦めるかに別れる。
現実を知って諦めるのもまた一つ選択だからそれでも構わないと思う。悲しいけどね。。。
ま、大半は改めてやる気に満ちるんで、この実習はずっと続けて行きたいです。学校の予算があるかぎり・・・(笑)

本番後、各先生から気付いた点などのお話をした後、明日のOSCのミーティングとなりました。各セクション毎にチェックをして個々に解散。
照明チームはしっかりと居残りです。(笑)




Thanks!!

SutherRand

阿部祐也(Vo.)
鈴木紘太(Gr.)
松田朋樹(Ba.)
佐藤貴志(Dr.)


~SetList~

Opening SE

M 1 : Gate
M 2 : 106
M 3 : あとがき
M 4 : 悲しみのうた
M 5 : Silent Movie
M 6 : その瞳のかげり

サザーランド


Thanks!!

LAMBLAMP

茶助(Vo./Ba.)
Tom(Gt.)
Yuuch(Gt.)
入江(Dr.)


~SetList~

Opening SE

M 1 : Delicious
M 2 : SASUKE
M 3 : コンティニュー
M 4 : Amaoto Love Letter
M 5 : Pop Master
M 6 : Strawberry
M 7 : 7丁目のキセキ
M 8 : オレンジ
M 9 : Asahigaoka Morning
M10 : シアワセノコタエ
M11 : マイペース
M12 : High Light

LambLamp


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